転職の目的
実際に転職活動を始める前に、何故転職を考えたのか、じっくりと考えてみるべきだ。
- ・給与に対する不満
- ・仕事内容に対する不満
- ・キャリアアップ
- ・会社の将来が不安
- ・他の職種に興味がある
- ・他の業界で働きたい
理由は色々あるだろうし、1つの事で特定は出来ないかもしれない。
経理など管理部門では、人間関係などのネガティブなものが多いかもしれないが、転職を動機は前向きなものにしたい。「給与が不満だから転職したい」と考えるよりは、「給与をアップさせたいから転職」と考えるほうが前向きだろう。同じようにも思えるが、後ろ向きか前向きかでは転職活動の結果もだいぶ変わってくる。
転職情報の集め方
転職の場合は自ら情報を集め、分析しなければならない。情報の集め方は色々あるが、ここでは情報を集めやすいインターネット、的確な情報をくれる人材紹介会社を使った情報収集について掘り下げていこう。
- ・人材紹介会社
- 人材紹介会社に登録すると、紹介会社が希望に合った求人情報を持ってきてくれる。新聞や求人情報誌に掲載されない情報が豊富である。無料で希望に合う求人情報を得られ、転職活動を進めるにあたってのアドバイスや面倒な雇用条件の折衝も行ってもらえる。また、担当者と直接会って相談することで、転職先と自分の希望条件とのミスマッチを減らせるので、これを使うメリットは非常に大きいだろう。
- ・インターネット
- 現在、転職したいと思ったらまずはインターネットで検索するのではないだろうか。現在は多数の転職サイトや人材紹介のサイトがあり、それぞれに特徴がある。
例えば、IT業界の求人を集めたサイトや、金融系の求人を集めたサイトなど、情報の質の違い、人材紹介会社が持っている案件を紹介しているサイト、企業が求人情報を掲載し、企業と直接コンタクトできるサイトなど、情報の閲覧方法でもサイトごとに違いがありるので、その違いを良く見極めて使うことが大切。より多くのサイトを見てまわり、自分に必要な情報がどのサイトで集められるか見極めることが重要だ。
情報の探し方
- ・業界新聞、業界雑誌
- 業界新聞は図書館などで閲覧でき、業界雑誌は大型の書店で購入することが出来る。業界の動向、景気などの情報が掲載されている。応募業界や企業の大よその流れをつかむ為には非常に大事である。
- ・会社四季報
- 普通の書店で購入が可能。企業の事業内容、詳細な業績などが掲載されている。
- ・企業のWebサイト
- 企業のWebサイトには今後の事業展開や、経営方針などが掲載されていることが多く、書類作成などの際に役立つ情報となる。
適職の探し方・企業の選び方
選び方のポイントは、最初に立てた転職目的を思い出すこと。何故自分が転職をするのか?それがこの会社では満たされているのか?という点を念頭において情報を集め、応募先を決めよう。会社の業績や給与が良いからという理由だけで決めてしまうとキャリアアップなどは望めず、再び辞めたい・転職したいと思うことになりかねない。やはり、求人情報を集めたらそこから応募する企業を絞り込み、その企業、職種の情報を集めることとなる。ただ応募する企業を絞り込みすぎると、不採用となった場合に後がなくなり、多くの企業に応募すると面接や試験のスケジュールが組むことが難しくなってしまう。応募先として10社程に絞り、それらの企業の業績や理念などを調べる。ここでの得る情報は書類作成や面接の際にも非常に役立つ情報となる。